「ゆーいちゃん。俺、なんかした?」 そっぽを向いてしまった優衣。 「…遙、覚えてないの?」 「…何を?」 「…なんでもないっ!! ほら、遙のお母さん帰って来たみたいだから…あたし帰るね!!」 よく考えて見渡せば、俺の寝ているベッドはいつも使っているものだった。