痛い…


左足が、燃えるように痛い…



「ん…」



目を覚ますと、見慣れない白い天井が見えた。



「は…るぅ…っ」



俺の右手を強く握り締めて泣きじゃくる優衣がいた。



「優衣…ケガ、して…ないか?」



「あたしは、大丈夫っ…

遙、ゴメンね…ゴメンね…。」




優衣は、自分のせいで俺が事故にあったんだ…と泣いていた。