「いつまでも何も出来ない俺が嫌だった。


だから、この大会でいい結果を出したら伝えたかった。


この気持ちを。」




「遙…」



「ん…?」



「おめでとう!!

それから…








大会で、いい結果出してくれてありがとうっ!!」



満面の笑顔でそう言った優衣は、夏の向日葵が咲いたように明るかった。