もしかしたら…と、ゆっくり紙を開く。




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遙、足無理しちゃダメだよ!!
痛みを我慢してるのバレバレ。

決勝進出おめでと。
決勝戦、見てるから。

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…間違えるはずがない。



ずっと変わらないから。




「…なぁ。俺が走ってるとき、誰かここに来たか?」



「あ?誰も来ねぇよ。」



「…じゃあ…誰が…。」