「そっか…。

ほい、遙のタオル。」




渡されたのは、ずっと前に優衣から貰ったタオル。




「陸斗、サンキューな。」



タオルを受け取ると、ヒラリ…と薄いピンク色の紙が足元に落ちた。



「これ…?」



折り畳んである紙からは何が書いてあるかはわからない。