「それを…渡したら、もう…」




なんでだよ…。



なぁ優衣。お前が姿を消すほどの何があったんだよ。



「もう…なんだよ?

お前はっ…優衣の居場所を知ってるのかよ。」




「知らない。…だからこそ、この手紙を渡したら…もう戻らない気がしたんだよ。」



もう戻らない…?


陸斗は俺の知らない何かを知っている、そんか気がした。