「じゃあ…あたし、告白しようかなっ」



「え…?」



「だって付き合ってないんでしょ?

あたし、日向君が好きだから。」



ドクン…と、心臓が音を立てて跳ねた。



「そっ…か。頑張って…?」



「ありがとう!!優衣ちゃんに聞いてよかった。」




やっぱり…優衣にとって、俺は何でもない。



その現実を突き付けられたのが辛くて、その場から逃げるように教室に帰った。