───── ──… 事故からしばらくして、俺達は2年生になった。 優衣は奇跡的に、キズも後遺症も残らなかった。 「遙、どうしたの? ぼーっとしちゃって…。」 優衣がここで笑っている。 それだけでいいんだ。