「優衣…助かってよかった…」




頬にポタッと遙の涙が伝わって来た。




「あたし、ね…夢…みたんだ。」





夢の中で、泣いてる遙が出て来た。



“死ぬな!!”

“頼むっ…!!”

“優衣…おいで。”



優しい声でそう言って、暗闇の中で手を差し伸べてくれた。