「お前…寝ぼけたようなこと言ってんじゃねぇ!! 優衣が…どんな思いでお前を助けたんだかわかってんのか!?」 「おい遙…落ち着けっ!!」 止めに入った先輩。 俺の怒りは収まらない。 「陸斗…記憶が戻ったのは本当、なんだな?」 陸斗は静かに頷いた。