「おい…陸斗?…頭、痛いか?」




──ズキンッズキンッ




あまりの激痛に、左手首をおさえる。




「っ……!!」




─…ワァァァァ


─…陸斗!!行けぇー!!




一瞬、何かが記憶の中に入って来た。