「遙のタイムが、陸斗のタイムより0,08秒速いよ。」



「だー…また負けた!!」



「俺に勝つのが目標?」



遙は呆れている様子。



「…お前が1番の目標だっ。」



陸斗は笑ってそう言ったけど、遙の目は真剣だった。



「お前は…もっと上を目指せるよ。」



そう言った遙の目は温かくて、強い光が見えたんだ。



「は…?遙…お前が1番速いんだぜ?」