「あ。えっと…天風、さん?」 「…うん。あのね、今日から日替わりで陸上部の部員がお見舞いに来るよ。」 ベッドで上半身を起こしている陸斗。 「あの…」 陸斗は拓人先輩をジッと見つめて、不思議そうな顔をした。 「あ…この人は拓人先輩。もう引退したんだけど…陸斗の為に来たんだよ?」