「遙?」



「陸斗は…俺を庇ったから…」



溢れそうになる涙をこらえながら、優衣を見つめた。



そして俺は陸斗のケガについて、全てを話した。





「遙…辛かった、よね…?」



「…陸斗っ…ごめん…」







その日から、俺は部活動に参加しなくなった。