「…陸斗………」



病院の屋上にいる俺。



今でも、陸斗が倒れた時の事を鮮明に思い出せる。




…ゴールをして、風がやんだ瞬間。



陸斗が地面に向かって倒れたのを。



“「ごめん…な、遙…」”



そう言って静かに目を閉じたのを。