「それ、恋だよ!好きなんでしょ?」 休み時間、亜柚が私に言った え……えぇ!? こころの中、読んだ? 違う、好きなんかじゃない だけど心が否定しなかった 頭では否定しても、心は否定しない 「あ、仁奈!また頭でばっかり考えてるでしょ!」 「えっ……?」 亜柚は私のことをよく分かってくれてる、と思う こんなこと今まで誰にも言われたことないよ!?