アンパ○マンにソックリってコトは、ジ○ムおじさんだ。

ヤツは意外と腹黒いンじゃねぇかと思うワケ。
黒幕説なんかもあるからネ?!

ちゃんと見極めなきゃ。
予想通りの腹黒ジジィなら、サクっと殺っちまわなきゃ。

いやいや、心配してるダケデスヨ?
娘の父親的にネ?

ヤキモチなんかじゃねーンデスYO─────??!!


もう…

ドコに向かっての、ダレに対しての、言い訳なんだか…

自分でも理解できないモヤモヤを抱えたまま、漫喫帰りのマリーはジ○ムおじさんがいるというベーカリーに偵察に…


(行きてぇンだケド…)


ハイ、行けずに立ち止まった。

近道であるこの路地を抜ければ 向かいにコンビニ。
ソコを曲がって角にはジ○ムおじさんの店。

すぐソコじゃん。

なのに、行けない。
路地を、井戸端会議真っ最中の主婦三人が塞いでいるから。

退けや、ババァぁぁぁぁぁ!!
とっとと帰って、晩飯の支度でもしろやぁぁぁぁぁ!!

なんて言いマセン。
たとえ、思っていても。

無駄にご近所トラブル起こしても、メンドーなダケだし。


「スミマセーン。」


マリーは軽く声をかけ、主婦たちの横をすり抜けようとした。