ニッコリ笑う彼はとても優しい表情をしている。



明るめのブラウンの髪に濃いブラウンの目。




めっちゃ美少年!
同じクラスなのに……





全然存在自体知らなかった。

まあ、クラスの面子に興味が無かったから仕方がないんだけど。





「は、はい。」



差し出された手をそっと握ると





「あ、碧だけズルい!!!奈々さんっ!俺片山 真(かたやま しん)っす!確か隣のクラスだったような………。とにかくよろしくっす!」



次々と自己紹介をされて、握手を求められる。





その場に居た全員と握手をした頃には疲れ切っていた。