「私は…なにもやって…」

「じゃあなんで助けてくれなかったの…?」


「それは…」

「ねぇ…!」

冷静に話す

悠李君…




私と悠李君が

出会ったのは

小学生の時


『おい…てめぇ女みたいなかおしてんなぁ!』


『ホントだぁ…俺たちが男っぽくしてやるよ!』


『あ…やめっろ!』


『声まで女だぜ!』


連れてこられたのは

体育館裏


その当時俺は女っぽいって
いじめられてた…

『おれらが…二度と消えない男の証…つくってやるぜ…』


その時通りすがりの人がいた


それが美緒だった