「んで陽介。こいつの家はチョー金持ちなんだ、だから?」

「は?」

「だから……ホントにわかんねーの?景のバカ!」

いや

オネェみたいに言われても

キモいだけ

「だからっ「私たちの仲間になれば経済的にも大丈夫になる」麗美!俺の言葉とんなよ!」



「あら、ごめんなさい。そこの子があんまりにも鈍いから…」

うをっ!


見られただけでもこぇー



「で、杏子はお父さんが組長で戦わせたら世界が滅ぶんじゃないかと言われたほどの人だ!…どうだ?仲間になるかっ?」

「…」

「なんかいえや!」

「ねぇ!やっぱ可哀想だよ。こうも一方的になんて…」

「雅…それもそうか…じゃあ今回のはなっ「仲間になるよ」」


「「「えっ?ほんとう?」」」


「ああ」

「やったね!」

俺はこの時本当に

バカな考えを抱いていた…
まさか、あんなことになるなんて

思ってもみなかった