窪田さんに少し似ているオーラで、黒髪のパーマにここからでもわかる大きな目に通った鼻筋。



それに加えた高い身長は、明らかモテそう。


ライバル出現だ、シュウイチ!!


なんて思いながら周りを見たら、みんなが不思議そうにしている。




あ、私以外の人も知らないんじゃーんなんて少し安心した。





シーンと静まり返るホール内。




「社長、途中ですみませんが本日は新島様と根岸様がお昼にはお見えになられます。

準備がまだ完全ではないので、もうよろしいですか?」



100人超えの従業員の沈黙を破ったのは私だ。



「だからね、朱音ちゃんが1位なのはこういうとこ。」


朱音ちゃんだと!?


見知らぬ人物がまたニコッと笑いながら言葉を発した。