だから、私は今回販売よりも営業に力を入れたつもり。
本業は販売だから、適度にだけど。
でも、こんなボンクラの営業マンよりは確実にとれているはず。
「営業部門をね、発表しますね~」
のんびりとした社長の口調。
できたら、その声から私の名前が聞きたい。
「三位、、、、
窪田秋一、、、売り上げ380万」
「よっしゃ!」
隣の窪田さんがガッツポーズをとる。
「へぇ、窪田さんって下の名前シュウイチって言うんだ。」
「っておい!そこかよ…てか知らなかったのかよ!」
窪田さんのランク入りに騒ぐ女社員。うるさっ。