週明けの会社。

周りに飲み会で寝てしまったことを謝り回った。周りは笑って許してくれた。

『元山さん』

『青ちゃん』

後輩の青山さん。私は、青ちゃんと呼んでいる。同じ課で唯一の女性の後輩。先週の飲み会も参加している。

『あの後、大倉さんとどうだったんですか?』

『なにもないと思う。』

『思うってどういうことですか?』

お昼休み。私は、青ちゃんに大倉さんん家の出来事を話した。記憶がないこと。下衣だけでベットにいたこと。あと、キスの話をした。

『元山さん。マジですか。』

『記憶がないの。…シャワー借りて珈琲飲んで。そのまま帰ってきた。』

『なんだーもっと面白いことがあると思ったじゃないですか。』

青ちゃんは、あの日飲み会のことを教えてくれた。