少しずつ戻る記憶の中で、夢なのか現実なのか分からないものがあった。大倉さんに抱きつかれて、キスされている記憶。 【今だけ許して、元山(私)…】 抱き付きながら、キスされた。キスの感触もなんとなく、残っている。 キスなんて久々だった。