『んっ』ここは何処だ?


女子達は泣いてるぞ。
ま、まさか俺死んじまった?


文集の執筆中の過労が原因か…
そう考えたが…


そんなはずもなく目にとまった言葉は
"卒業式"の文字。


そうか卒業か…。
今まで文集を書いていたつもりだったのに…


『3年生は時間が立つのが早い』
こんな事を誰かが言っていたような?
確かにそのとうりだと今、共感した。


いや、それにしても早すぎだろ!
思わず自分の心にツッコんでしまった。


こんなに早く時間が流れてしまうなら、
もっと1日1日を大切に過ごしていたと思う。


もっと、楽しんでいたらなぁー

もっと、勉強しとけばなぁー

もっと、バカしてればよかったなぁー。

思い出せば思い出すほど後悔で心が満ち溢れていく…


こんなはずじゃなかったのに、
楽しく笑って卒業するはずだったのに。


今の僕は、目には涙、心には後悔。