「んでさあ、商店街の夏祭りに誘おうと思うんだけど」
亜矢が目を逸らしながらいう。

「いいじゃん!誘いなよ!」
「あんたも来るんだよ?柚琴!」
え?
何、2人きりでないと意味なくない?

「やだよ!あたしいても邪魔だし」
「お願い~!だって2人で夏祭りとか怪しすぎるでしょ!? まるでうちが涼介のこと好きみたいじゃん!いや、そうなんだけどさ!アプローチする気はないから、とりあえず女としてみさせるの」

義理かと思いきや、本気で言ってたっぽい。じゃあ、行こうかな、亜矢が本当にいいと思ってるなら…。

「わかったよ~」