グッ…と音がなるくらい握りしめ更に推し進めた。



「グアアアッ………ハハハハっー―――――――!


なかなかだな小僧…!!


見上げた奴だ……!!


だが…もう時間がない筈だ…!!」


グググ…と握る手に化け物の血が滲むと手の甲から黒々とした毛が段々と逆立ったのが見えた。


「―――周來さんっ…!!

手が………!!!」


「わかってる…!!!

だから喋るらずにただ弾いてろ!!!」