獣の化け物と化した宿屋の主人は…3人の攻撃にも意図も簡単に交わしながらその身を空中に回転しながら踊らせた。



 ヒラヒラと空中で舞うように九本の尻尾が風に靡いているのが影として床に移りこむのをなぜか気にしていた男はやがて獣の真下に突然滑り込み尻尾の影めがけて剣を突き立てた……。




 「ぎゃああああっ――――――――!!」




 獣の断末魔が辺りに響いた。




 「尻尾を狙え………!!!」




 突然きた尻尾の影に剣を突き立てたまま声を張り上げたのに私達2人も床に滑り込み床にうつり込む影へと剣を思いっきり突き立てた。