やがて彼女の二胡は…フィニッシュを迎えてそのまま会場をあとにした。
スタッフが私を呼びにくる。
どんな人になりすましてるかわからないので全身を尻尾で包んでいるが周囲にはみえていない…。
3人で向かう。
泣くも笑うもこれが最後だ…。
なのに一言も言葉がでてこない…。
もっと話したいのに…今まであんなに話たのに…こんな時に何もはなせなくなる。
結局…舞台袖のところにたどりついた時…。
――じゃあ…行ってきます。
とだけいい残して振り返らずに舞台へ…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…