握りしめた剣の束を更に強く握る。
「おやおや…。
ダンナ~!!
どうかしましたか?
私…何か悪い事でもいいましたか~?」
急に店屋の主人の顔つきが変わる。
いよいよ…化けの皮を剥がしてくるつもりか血の乾いた匂いを風が運ぶ…。
「悪い事はいいません…。
あなたは…早く国へ帰りなさい。」
身構えた私の前に例の男がいきなり前にたった…。
「―――断る。
それに…あれは俺の獲物だ………!!」
兄さんから跳ねっ返りは寿命を短くするぞという言葉通り私は例の男の前に踊り出た。
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