クスクスと含み笑いをしながら…何やら意味深な袋を取り出した男は…やがてブツブツいいながら楕円状に捲き始めた様子に完全にブチ切れた私は―――――。



 「ワッ―――――!!」



 ‥と声をあげてその長刀を渾身の力を振り払い空に振り上げると力の限りに振り回した。



 安定をとるのも難しかったが振り回している間は重力が幾分か和らぎやがて楕円を弧を描くように振り回せるようになった時…いきなり再び天井からボタボタとネバネバした液体のようなモノが降り注ぎ天井を見上げた先に…得体の知れない怪物が研ぎ澄まされた刃の切っ先を光らせて私達の頭上目掛けて襲いかかってきた。