「店屋の主人がいたけど…。」




 反論した言葉にクスッ…っと笑った男はチラリと上空に長刀を垂直に突き立てたと同時にまたもや人間とは思えぬ獣が天井から降ってきた。




 「あなたの目は節穴のようですね…。


 出直して来た方が良さそうです。」




 しなやかな嘲笑を浮かべた言葉にカッとなり私は天井に突き刺された長刀を抜き両腕に持ち替えた瞬間ズッシリとした重みに思わず呻いた。



 「そんなモノもマトモに使えないようじゃあ話になりません。


 やはりここを早くお発ちなさい。」