むしのいい話に立ち上がった彼は…出入り口に向かって歩きだした。




 「あっ……!!

 ちょっと……ここのお勘定!!」




 彼が去った後に…何げにおいてある白い紙が目につき私は一目散に彼の後を追いかけようとして先程喧嘩をしていた男達に勢いよくぶつかり尻餅をついた。




 「なんだ……?

 貴様――!


 女みたいな面して…!!」




 女みたいな面をして…ではなく女なんだから仕方ない!!って感じだがまさかそんな事言うわけにはいかず前に立ちはだかる二人を睨む。


 その様子を見下ろしていた男達は私へと標的を変えたのか私が立ち上がりしたり顔で私の周囲を囲んだ。