「今日…泊まる宿泊先で相部屋を頼まれた旅人だ…。」
酒を飲み干し腕で口を拭くその姿を横目で呆れた目で見ながら先程の怪しい青年の言葉に答えた。
「……どうやら後1人増えるらしい…!!
先程の宿屋の主人がいいにきた!!」
「えっ……!!」
それは…さすがに頂けない話だ…。
幾ら今自分が男装で身を隠しているといえど…人数が増えれば増える程厄介な話に発展する。
「あっ………。
恐らくそれは…俺の事ですよ…。
部屋が見つかるまでここで待たせてもらっていたのです…。」
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