「俺はずっとイイヒトでいたかったんだ。いたかった が いつのまにかイイヒトじゃないと傍にいてもらえないと思うようになったんだ。だから無理矢理イイヒトを演じてた。だけど……翼の前だけはいつも本当の自分だったよ」



思いもしなかった言葉。

これが原田さんの言っていた哲の抱える闇だろうか?

だったら俺は闇を拭えていたと考えていい?



「翼が何があっても俺の名前を呼んでくれたからだよ」