「翼、ごめんね!ごめんね!あたし嫉妬してたんだ!翼が、ずっと原田さんといたから!原田さんには自分の気持ち言ってるの聞いて、嫉妬したんだ!」


美優が泣きながら俺にしがみついた。

「それで翼のことみんなにバラしたんだ。美優のこと好きになってくれない腹いせに。最低だよね。こんなの誰も好きにならないのは当然だよ」


「……そんなこと言うなよ。気持ちに答えることは出来ないけど美優が俺のこと好きだと言ってくれたのは嬉しかった」




本当だよ。

みんなといて楽しかったよ。



「翼、俺達も……ごめん!これで許されるわけじゃないけどお前といた時間はすげー楽しかった」

「いなくなってから気付くなんて俺らバカだよ」

「向こうにいっても頑張ってね」


みんなが口々に俺の名前を呼んでくれた。


胸が熱くなった。



本当にマジで

すっげー楽しかったよ。