無駄に短い丈の浴衣。


こんなの……浴衣じゃないっ!



「太もも、なんかエロい」


「エロくないっ」



椅子に座るとさらに短くなって太ももが露わになる。


裸足で上履きだし。


誰よ!こんな衣装用意したのは!!
お化け屋敷に関係ないじゃんかー!


今すぐ制服に着替えたい。



「……今日、なんか別人みたいだな」



まじまじと見つめられ、なんて返したらいいのか分からず目を泳がせる。


そんなわたしの反応を楽しむかのように大上くんはさらに顔を近づけてきた。