あの変な音はもう聞こえない。 さっきまで恐怖感に襲われていたのにもうすっかりどこかに行ってしまったのやら。 温かさ感じるこの背中にありがとう、と心の中で呟いた。 「……早く寝ろ」 「うん…」 ぎゅうっと抱きつきたかったけど嫌がられたら悲しいから腕は回さないでおいた。 大上くん、ごめんね。 明日ちゃんと顔を見て謝るね。 …おやすみなさい。