「っ…何わけわかんねーこと言ってんだよ!!」



そんなハルの姿と周りから向けられる視線に耐えきれずか、その人はハルを思い切り跳ね除ける。



「っ、」

「ハル!!」



ーバシャーンッ!!

いかつい腕に勝てるわけもなく、その細い体は勢いよく、すぐ近くの噴水へと落ちた。



「気持ちわりぃ男!そんな女くれてやるよ!!」



そしてそう怒鳴り散らし、ドカドカとその場を逃げるように去った。



「ハル!!ハルッ…大丈夫!?」

「うおー、すごい力。さすがにビビったー…」

「……」



噴水に入ったまま、全身びしょ濡れでそう笑うハルに私もそのままバシャバシャと噴水へと入る。