ー…



「……」



仕事帰り、一人歩いてきて足を止めたのは夜の明かり灯るBLURRY。

店内には数名のお客さんがいる。



(…一緒に帰りながら、話しようかな)



そう思い小さくドアを開ける。



「…、」



するとお店の端の席には、派手な美人が目についた。



(わ…美人)



はっきりした目鼻立ちに、巻いた髪。ファーのコートにピンヒールブーツ…とまるでモデルのような見た目の美女

よくよく見ればその人にはハルが接客に当たっている。