「うん、それでね…」

私は、遥華の顔つきにも気ずかないくらい必死に話をそらした。

「ねぇ、蘭子なんか隠してない⁇」

ビクッッ!!!!!

言えない、遥華は二上くんが好きなんだから 告白されたなんて言えない。

「なっ、なにもないよ!」

その瞬間 ドンッッ!!!!!!!

同じクラスの、ケバい奴 大島 渚(オオシマ ナギサ)に机を叩かれた。
「ちょっと、アンタ二上くんと、どういう関係よ」

低めの声に、私のことを睨みつけている。

「別に…。」