龍治は動かなかった


その様子を見て春が
「親代わり失格だな」
と言って走り出した



いつまでもぼーっとしている龍治に健三が
「おい、いい加減にしろ、ガキ相手になにやってんだよ」

とはっとして

龍治「どうしよう。凛、俺のこと嫌いになったかな?」


龍「何を考えてるか分からないけど、父さんが凛のことを好きなのは分かってる。今は先輩に任せて、凛をまとう?」