海道くんはとても嬉しそうな顔をして、私のほうへと向かってきた。 「朝比奈っ!」 そして、力いっぱい私を抱きしめてくれた。 「朝比奈・・・・いや、ちの」 名前を呼ばれて、嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった。 「俺と・・・結婚してくれますか・・・?」 答えなんて決まってる・・・。 「はい・・・」