初夏の空気は少し蒸し暑い。 風が全く無いこの日はいつもより暑かった。 「………ひっく…」 もう、辛いなぁ… 私、横山花は、何を隠そう三宅修哉の彼女なんだ。 もう一回言うけど、彼女、なんだ。 …彼女の、はず…なんだよね。 なんだけど… 「…はぁ……」