「ご、ごめんなさい…もう、いいや」 私は何をどうしたら良いのかわからなくなって、その場を離れた。 耳に残る修哉の冷たい声。 夏井さんの笑い声。 教室を出て、廊下を走って屋上へと向かった。 少し息が苦しくても止まらないで走った。 バァンッと大きな音を立てて屋上のドアを勢い良く開けた。 「………っぅ~…」 屋上に出るとそこは真っ青な空が広がっていた。