空は、入道雲が半分を占めている、夏のある日。

私は廊下をあるっていた。

挨拶しなさいと、昔から叱られているから、怖い先輩や先生にも挨拶っと。

先輩だぁ。あのひと確か、テニス部の怖い先輩だ
「こんにちは」

少し弱めに言った

「こんにちは!」

元気いっぱいに応えてくれた。

また前方から先輩。二階は先輩の階だからな。
「こんにちは」

「…こんにちは」

その人はクスッと笑って通った。