「耀雅が好きならそれでいい。
今からでも耀雅の部屋に行け。」


「椋雅の、ばか…。」


私は、椋雅が好きなんだよ…
気づいてよ…ばか。


「なんで俺がばかなんだよ?」


私の気持ちに気づかないからに決まってるでしょ。
心の中で悪態をついてから、それを心の中にとどめる。


「私も…椋雅が好きだってことだよ…!!」


「…っ!?」


いいながら思いっきりだきつくと、椋雅はフワッと笑った気がした。