そう思ってたけど…


「ふぁああ〜。何莉桜のこと泣かせてんだよ。」


「別にいいでしょ!

椋雅には関係ない。」


「あっそ。」


「けど、ムカつくから、教えてあげる!
もし、椋雅が莉桜のこと泣かせるなら、今度は俺、遠慮しないから!」


「……そうだな。」


朝から喧嘩する双子達。

本当にきた…
耀雅の言葉を信じなかったわけじゃないけど、
やっぱりくるとは思わなかったし。


その代わり、喧嘩した当の本人(耀雅の方)は、リビングを出ていった。