それは、高校入学を目前に控えた 春休みのことだった。 わたしは、この辺では有名な進学校に 無事合格。 ホッとしたのもあって 春休みはグダグダしてばかり。 そんなわたしを見て、母が 「あいか、あんた暇なら買い物 行ってきてよ」 と、お使いを言いつけてきた。