「やっぱりいつみてもかわいい!」
にこにこ笑う夏希先輩はほんとに美人で優しい先輩。
同じパートの先輩だったっていうのもあるのかもしれないけど、いつもこうやって声をかけてくれるの!
「夏希先輩のほうが数万倍かわいいですよ!」
「そんなことないよ〜!
かれんちゃんはほんとかわいい!妹にしたい!」
いや〜、わたしもこんなお姉ちゃんほしい…。
「ほんと、夏希なんかよりぜんぜんかわいいな!かれんちゃん。」
「そんなことな…って、え?」
完璧わたしと夏希先輩の話に割り込んできたのは
「滝沢先輩っ?」
「あっ、俺のこと知ってんの?
めちゃくちゃうれしいんだけど!」
滝沢先輩
だった。